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特集

薩摩半島の南部、南九州市知覧町は日本を代表するお茶どころ。
ほのかに透き通る若緑色と新鮮でさわやかな香り、うま味に富んだ深みのある味わいを持つ知覧茶。春風が新芽を優しくなでる頃、待望の茶摘みのシーズンがやってくる。知覧の茶畑/撮影時期:4月上旬 ©K.P.V.B

いまだけの景色を求めて春の知覧へ

手作業で行われる新茶の茶摘み/撮影時期:4月上旬

手作業で行われる新茶の茶摘み/撮影時期:4月上旬

茶畑を覆う寒冷紗/撮影時期:4月上旬

茶畑を覆う寒冷紗/撮影時期:4月上旬

茶畑広がる知覧の風景を味わう

 静岡県に次いで全国2位の日本茶生産量を誇る鹿児島県。数多くあるお茶の産地のなかで、全国茶品評会において煎茶が連続日本一に輝いたのが南九州市にある知覧だ。この地域は温暖な気候や長い日照時間、桜島の火山灰を含んだ肥沃な土壌など、茶葉の栽培に適した条件が揃う。
 また平坦な茶畑で効率的な生産を行う中南部と、寒暖差のある山間で時間をかけて茶葉を育む北部、2つの異なる環境によって、バリエーションに富んだ茶葉を生み出しているのも知覧の特徴のひとつだ。
 4月上旬、日本でいち早く茶摘みの時期を迎える知覧茶。街に新芽の香りが漂い出す頃、寒冷紗と呼ばれる黒い布が茶畑一面を覆う。寒冷紗とは、一番茶の収穫直前の約7日間、畑にかぶせられる布。こうすることでうま味成分が増え、お茶の緑色が濃くなるのだという。黒色に染まる茶畑は、茶摘みの日が近づいたサインだ。陽光に照らされ輝く新芽の緑と寒冷紗の黒が織りなすコントラストに、春の喜びに満ちた知覧を感じたい。

大野岳の茶寿階段で健康を祈願

 知覧の春の風景を堪能したいとき、ぜひ訪れてほしいのが薩摩半島南端に位置する大野岳。山頂からの眺望は薩摩半島随一と評され、茶摘みシーズンを目前に控えた茶畑を眼下に望むことができる。
 大野岳は茶の神様を祀る山とされ、大野嶽神社では毎年3月下旬〜4月上旬に新茶祭りが開催されている。また、茶の字が十、十、八十八に分解できることからできた108歳の長寿を祝う「茶寿」という言葉にちなみ、茶寿(長寿祈願)の山ともいわれ、山頂へは108段の階段「茶寿階段」がある。 階段途中には、成人・還暦・喜寿・米寿などと呼ばれる休憩スポットも。人生を振り返りながら登った先には、息をのむ絶景が待ち受けていることだろう。

一段一段長寿を祈願しながら登る茶寿階段

一段一段長寿を祈願しながら登る茶寿階段

  • 飲んでも食べてもおいしい鹿児島のお茶
  • 薩摩の隆盛が築いた美景

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