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特集

日本海側の萩(山口県萩市)と、瀬戸内海側の三田尻港(同県防府市)を結ぶ街道、萩往還。江戸への参勤交代のための御成道(おなりみち)として開かれたこの古道は、幕末の勇士たちが新しい時代を切り開くために駆け抜けた道でもある。

萩往還最初のポイントと、ウォーキングのコツ

松陰も詠んだ“涙松(なみだまつ)”

 萩駅から約2キロの地点に「涙松跡」がある。道はここから左にカーブするため、江戸時代、萩から三田尻へと歩みを進める人たちが、最後に城下を見ることができた場所である。「街道の松並木の間に見え隠れする萩を見返り、別れの涙を流すというので、ここの街道松を"涙松"と呼んだと伝えられています」と山口県観光連盟の松井さん。現在は松並木の面影はないが、下写真のような石碑が立つ。
 またこの地には、1852年(安政6)5月25日に、萩生まれの吉田松陰が江戸伝馬町の獄へ送られるときに詠んだ歌碑も残されている。「帰らじと思ひさだめし旅なれば 一入(ひとしほ)ぬるる涙松かな」。刻まれた歌からは、心痛いまでの松陰の強い覚悟が伝わってくる。

 ちなみに萩往還は、全行程を歩くと所要時間は約16時間30分と想定されている。しかし、実際に自分の足で歩くことで、全国各地の知識人とのネットワークを形成し、よく旅をした松陰は、一説によると萩往還を12時間で歩き抜いたといわれている。

涙松の遺址

涙松の遺址

萩往還ウォークのコツ

 萩往還は全長約53キロにもおよぶ街道。初心者でも歩きやすい道程であるが、勾配もある。そこで山口県観光連盟の松井さんにウォーキングのコツを教えていただいた。

①日本海から瀬戸内海に向けて、中国山脈を横断する街道なので、最高地点は海抜500メートルを超えています。また山中を1時間程度歩く区間もあるので、軽登山程度の心構え(長袖、長ズボン、帽子)が必要です。

②石畳や小道の山道が続いているので、底が厚く、できれば足首をカバーする靴があれば、楽に歩くことができます。

③途中で水の補給も可能ですが、水分と疲れ回復の飴(あめ)なども持参されるとよいと思います。

④急坂は石畳が多く、雨の日や湿っているときは滑りやすいので、登山用ストックや杖などが役に立ちます。

語り部のガイドを聞きながら、見どころのコースを歩く「萩往還ガイドウォーキング」(有料)。
コースや料金などの詳細は、やまぐち萩往還語り部の会事務局(TEL 083-920-3323)まで。

語り部のガイドを聞きながら、見どころのコースを歩く「萩往還ガイドウォーキング」(有料)。
コースや料金などの詳細は、やまぐち萩往還語り部の会事務局(TEL 083-920-3323)まで。

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