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特集

“西郷(せご)どん”と親しまれる西郷隆盛は来春から始まる大河ドラマの主人公。鹿児島が生んだ偉人である。現代の鹿児島を訪れれば、色鮮やかに残る“西郷どん”の足跡から、西郷の素顔が見えてくる。

熱き思いで時代を動かす

お殿様も龍馬も魅了された

 江戸城無血開城を実現し、明治政府樹立に奔走(ほんそう)した西郷隆盛。いまも彼を慕い、魅了される人は多い。
 薩摩藩の名君であり、下級武士であった西郷を見出し、彼の才能を引き出した島津斉彬(なりあきら)は、「私、家来多数あれども、だれも間に合うものなし。西郷一人は、薩国の大宝なり。しかしながら、彼は独立の気象があるがゆえに、彼を使う者私ならではあるまじく…」との言葉を残している。
 また、ともに長州藩との薩長同盟の締結に貢献した坂本龍馬は、「なるほど西郷という奴はわからぬ奴だ。少しだけたたけば少しだけ響き、大きくたたけば大きく響く、もし馬鹿なら大馬鹿。利口なら大利口だろう」と述べている。
 さらに、江戸城無血開城をともに成し遂げた幕臣の勝海舟は「今までに天下で恐ろしいものを二人見た。横井小楠と西郷南洲だ…。西郷におよぶことのできないのは、その大胆識と大誠意にあるのだ。おのれの一言を信じて、たった一人で江戸城に乗り込む。おれだって事に処して多少の権謀を用いないことはないこともないが、ただ西郷の至誠は、おれをして欺くことが出来なかった」と、西郷を評している。
 そして、西郷隆盛の曾(ひ)孫で、現在鹿児島にて歴史語りなどの活動を行っている西郷隆夫さんは「西郷隆盛がみんなに愛されるのは、人それぞれ理由は違うでしょうが、私が感じるのは、身体が大きいばかりではなく、人を愛してやまない、器量がとてつもなく大きく、常人の尺度では計りきれない魅力を持っていたことです。弱いものには弱く、強いものには強く、幾度もつらい経験をし、それを乗り越え、天が自分を生かしてくれるうちは愛する薩摩のため人のため、そして日本のために命をかけて、一国を動かす大きなエネルギーを生み出したところが最大の魅力ではないでしょうか。我欲をなくし自分と他人を比較しない、知行合一(ちこうごういつ)の精神を全うした生き様にも敬服します」と語る。
 では、そんな西郷を生み、育んだ鹿児島とは、どのような場所なのだろうか。「海あり、山あり、西郷さんが大好きだった温泉もたくさんあり、歴史上の多くの偉人を輩出した鹿児島。そんな鹿児島には、人を元気にする魅力的な本物の素材があります。食、歴史、人、日本人でよかったと感じさせる本物のパワーが、ここには満ちあふれているのです」。西郷隆夫さんは、最後にこう教えてくれた。

西郷隆夫
西郷隆盛の曾孫(嫡男 西郷寅太郎の孫)。1964年(昭和39)神戸生まれ。百貨店勤務を経て郷里鹿児島で観光業等を営む。幕末の偉人である曾祖父・隆盛の「敬天愛人」の志を受け継ぎ、西郷銅像に程近い二の丸ビルに「西郷隆盛銅像展望ホール K10カフェ」をオープン。その傍らで、西郷隆盛にまつわる歴史を語る活動にも力を入れる。

©K.P.V.B
鹿児島を代表する桜島。"本物"のパワーが満ちあふれている。

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