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特集

個性的な島が点在している九州。なかでも「種子島」「屋久島」「五島列島」は、日本が誇る島といっても過言ではない。それぞれの島が持つ魅力とは。 写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

歴史の歩みを加速させた 種子島

鉄砲伝来の地、種子島の歴史をたどる

鉄砲伝来の地として有名な種子島。だが、鉄砲伝来からわずか2年余りで全国初の国産火縄銃の生産に成功したことは以外に知られていない。

戦国時代の1543年(天文12)8月、台風の直撃を受けた明国船が種子島の最南端、門倉岬に漂着。第14代島主・種子島時尭(ときたか)は、この船に乗っていたポルトガル商人から鉄砲を購入し、美濃国(現岐阜県)出身の鍛冶職人、八板金兵衛に鉄砲の模作を命じた。銃底をふさぐネジの構造が難問だったものの、試行錯誤の末、伝来後8ヶ月目で国産銃が完成。翌年、島に上陸したポルトガル商人から金兵衛がネジの技術を習得。完全な火縄銃の製作に成功した。その後、火縄銃は新しい武器として戦国武将に注目され、全国各地へ急速に普及していった。

鉄砲伝来からわずか2年で国産火縄銃第1号が完成したことは、古くから製鉄が盛んだったことと密接な関係がある。種子島では、600年以上前から海岸で採取される良質な砂鉄を原料とした製鉄が行われていたという。そのため鍛冶屋が軒を連ね、多くの鍛冶製品が生産されていた。こうした製鉄や鍛冶の基礎技術が、短期間での鉄砲の完成を実現したといえるだろう。

鉄砲伝来の地である門倉岬は、一帯が公園として整備されており、鉄砲伝来の記念碑や像などがある。毎年10月に開催される「鉄砲伝来記念式典」では、種子島火縄銃南部鉄砲隊による火縄銃の一斉試射を実施。周囲に轟音が響き渡り、迫力満点だ。

西之表港から徒歩15分の場所にある「種子島開発総合センター 鉄砲館」には、戦国時代に伝わったポルトガル初伝銃や国産第1号の火縄銃をはじめ、国内外の古式銃約100丁を展示。日本の鉄砲の歴史に触れることができる。

写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

種子島の最南端にある門倉岬。
鉄砲伝来の地として知られている

写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

種子島火縄銃南部鉄砲隊による火縄銃の一斉試射

写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

国内外の古式銃を展示する
「種子島開発総合センター 鉄砲館」

種子島開発総合センター 鉄砲館
  • 鹿児島県西之表市西之表7585
  • 0997-23-3215
  • 8時30分〜17時(〜入館16時30分)
  • 毎月25日(7・8月を除く)、12月30日〜1月2日
  • 一般420円
  • 西之表港から徒歩15分

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