千年の歴史と伝統が薫る魅惑の都に連綿と受け継がれてきた伝統的な文化や産業。現代にも息づく、その美意識や手技の世界を、職人や文化人の指導、解説により身近に感じることができる体験メニューを集めました。
京手描友禅の富宏染工で、「tomihiro」ブランドをプロデュースする藤井友子さん。
「きものを普段の暮らしに」をコンセプトに、着物やデニムに合う草履などを展開。
このプランでは、藤井友子さんによるお話や工房職人さんによる指導で、オリジナルふくさ・小風呂敷の制作体験をしていただきます。

木版摺りの「老舗手摺匠 竹中木版」が展開する、竹笹堂。今回、木版画教室の講師として活躍する森愛鐘(もりあかね)さんの指導で、自ら木版画を彫って摺るオリジナル絵ハガキ作りを体験していただきます。また、完成した絵ハガキ5枚は持ち帰りでき、後日、竹笹堂摺師が体験者制作の木版画を特別に仕上げた絵ハガキを額装し送付してもらえます。

聖徳太子が六角の御堂を建てたことが始まりとされる、六角堂。
今回は、いけばな発祥の地、六角堂をお寺さんのご案内により拝観していただきます。
また、華道家元池坊の祖先は、朝夕六角堂の宝前に花を供え、代々いけばなの名手として知られるようになりました。2012年は、花をいけた記録から550年という節目の年。講師によるいけばな体験や550年の歴史を実感できる、いけばな資料館などもご見学いただけけます。

樂焼は、樂家の初代・長次郎が千利休と出会い、侘茶の理想にかなう茶碗を焼いたのに始まり、千家十職の中でも最も古い家柄です。以後450年、樂家では今も変わらず、ろくろを使わない手びねりで一碗ずつ制作される茶碗をはじめ、茶道のための様々な道具が制作されています。
このプランでは、美術館茶室で学芸員の説明を聞きながら、歴代それぞれ作風や個性の違う茶碗を実際に手にとって鑑賞していただけます。

通常非公開である建仁寺の塔頭寺院、両足院(りょうそくいん)。
禅寺ならではの落ち着いた空間で坐禅を体験した後は、職人の指導により、ブレスレットタイプの数珠を作成していただきます。体験終了後には、法話や制作した数珠に魂を込め読経する法要もあります。

日本のハリウッドともよばれた太秦に、最初に誕生した東映京都撮影所。
その施設内を俳優さんの案内により見学。また、リニューアルオープンしたばかりの映画のテーマパーク、東映太秦映画村内では殺陣体験を。終了後は映画村内を自由に見学していただき、スターサイン入り手拭がプレゼントされます。

東本願寺近くに店を構える老舗では、舞扇や茶席扇、普段使いできる婦人用扇などを販売されています。今回の京扇子の制作体験では、白い扇面にオリジナル作品を描きます。 初心者のために参考になる絵柄案などもあり、でき上った作品は約1ヶ月後に仕上げられ、自宅に送付されてきます。

都ならではの審美眼が厳しい人々に使われる中、シンプルさと素材の良さ、技術で仕上げられた美しい京和傘が誕生。現在、唯一の京和傘製造元である日吉屋では、用意された骨組みに、各自が選んだ和紙を貼るミニ和傘体験が楽しめ、制作したミニ和傘は持ち帰ることができます。

能楽の流派の一つである金剛流は、関西に活動の拠点をおく唯一の流派です。
能楽師による解説のほか、能の音楽である謡(うたい)の謡い方をはじめ、舞台に上がって舞や狂言の動きを体験します。能装束の着付け見学や、能楽鑑賞なども魅力的。また、能楽堂を見学する短時間コースもあります。
大本山妙心寺の塔頭の一つです。仏教の教えを守り、魚や肉などを避け、野菜を中心に作る食事を精進(しょうじん)料理といいます。京都では日常のおかずを「おばんざい」といいますが、精進料理はいわば「寺のおばんざい」。2〜3品を調理する体験ができます。自然の恵みに感謝する禅の心にふれてみましょう。
京情緒あふれる町家で、ベテラン職人の指導による京菓子作りを体験。職人の実演を見学した後は、京菓子を4個作ります。1個は抹茶とともに座敷でいただき、残りはおみやげに。抹茶は自分でたてることもできます。
江戸時代の前期に創業した、京麸の老舗。本店2階は食文化に関する資料館となっていて、誰でも見学することができます。同店が所蔵する貴重な食器や麸の料理に関する書物などの展示からは、四季に応じて食器を使い分けた日本人の美意識が感じ取れます。