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やくも

昭和から、平成、令和まで時代を超えて
走り続けてきた381系特急「やくも」。
国鉄時代から愛されてきた車両が
次の世代にバトンを渡します。

あたらしい「やくも」は
沿線の自然・景観・文化・歴史を尊び、
お客様と交感するブロンズ色。
沿線の風景に響き、自然に映える「やくもブロンズ」に輝く姿と、
山陰の我が家のようにくつろげる、温もりのある車内空間が
山陽〜山陰のあたらしい旅を演出します。

走る姿も乗り心地も、あたらしい。
新型やくも、2024年春デビュー。

やくも紹介動画

プレスリリース PRESS RELEASE

新「やくも」デビュー! DEBUT

新型車両273系の車両紹介

新型「やくも」で大きく生まれ変わるのが快適性です。
新しい273系車両は、JR西日本、鉄道総合技術研究所、川崎車両が新たに共同開発した「車上型の制御付自然振り子方式」を採用。現行の381系のように自然の遠心力に任せて車体が傾くのではなく、あらかじめ登録しておいた曲線データと走行地点のデータを連続して照合し続けることで、最適なタイミングで車体を傾斜させて乗り心地の向上をはかります。

防犯カメラの設置により車内セキュリティも向上。
また、座り心地を改善した座席を採用し、座席間隔も広げてゆったり感がアップ。各車両にはもちろん空気清浄機も搭載し、全席コンセントや車内Wi-Fiも完備。安全性と快適性、居心地が大幅に向上しています。

※乗り物酔い評価指数が最大23%改善

「やくもブロンズ」に輝く外観

車体のカラーコンセプトは「沿線の自然・景観・文化・歴史を尊び、お客様と交感する色」。その名も「やくもブロンズ」。宍道湖に沈む夕陽の鬱金(うこん)色、たたら製鉄の黄金(こがね)色、大山夏山開き祭のたいまつのような銅(あかがね)色、そして赤瓦の町並みの赤銅(しゃくどう)色という4つのブロンズをベースに作られたオリジナルカラーです。基本コンセプト、ロゴタイプ、外観、車内デザインを監修したのは、「WEST EXPRESS 銀河」などを手がけた川西康之デザイナーです。

普通車(車内図)

+クリックすると詳細が表示されます 車両図は横スクロールしてご覧ください。

1号車
1号車
2号車
2号車
3号車
3号車
4号車
4号車

新型車両273系の基本情報

運転開始
2024年4月6日(土)
車両コンセプト
< エクステリアコンセプト >
山陰・伯備線の風景に響き、自然に映える車体
< インテリアコンセプト >
山陰の我が家のようにくつろげる、温もりのある車内
運行区間
特急やくも 運行区間
岡山駅~出雲市駅
安全性
  • 車体の衝突安全対策、機器の二重系化など
  • 防犯カメラの設置による車内セキュリティ向上
快適性
  • 新たに開発・実用化した、国内初となる「車上型の制御付自然振り子方式」による乗り心地の向上(JR西日本、鉄道総合技術研究所、川崎車両の共同開発)
  • 空気清浄機の搭載、抗菌・抗ウイルス加工による安心した車内環境づくり
バリアフリー・利便性
  • 車椅子スペースの拡大、多目的室の設置など幅広いご利用層を意識した設備の充実
  • 車内Wi-Fi、全席コンセント、大型荷物スペース設置
環境負荷の軽減

よりエネルギー変換効率に優れたVVVF制御装置、LED照明などによる省エネ化

デザイン監修 川西康之さん
からのメッセージ

株式会社イチバンセン
川西康之デザイナー
PROFILE

建築家、デザイナー。1976年奈良県生まれ。10代から水戸岡鋭治氏の影響を受けデザイナーの道を志す。千葉大学工学部卒業後、渡欧。デンマーク王立芸術アカデミー建築学科を修了。日本に帰国後の2014年、株式会社イチバンセン設立。主な作品は「土佐くろしお鉄道中村駅リノベーション」「WEST EXPRESS 銀河」「えちごトキめきリゾート雪月花」など。

デザインに込めた思いを教えてください

今回、下記の3点に留意してデザインに取り組みました。
『様々なお客様のニーズに応えること』
『沿線地域の新しいシンボルになること』
『沿線地域と鉄道会社との新しい関係が始まること』

最初にJR西日本さんから依頼を受けたとき、沿線地域の市民や利用者の代表、社員らを巻き込んでニーズ汲み取りを実施し、そのニーズに沿ってデザイン作業を進めたい企画を提案しました。
これは私たちが駅の計画・設計、まちづくりで常々行っている手法です。コロナ禍のため、市民や利用者を集めてのニーズ汲み取りは実現しませんでしたが、グループ会社の関係社員とご家族を対象にワークショップを重ねて、そこで出された意見やニーズを根拠にデザイン作業を進めました。

利用者の皆さんに見て・感じていただきたい点は?

ワークショップでの意見を踏まえ、グリーン車や普通車指定席のほかに、セミコンパートメント・フリースペースなど新しい空間・設備も設置しました。新型「やくも」号でご自身のお気に入りの場所を発見していただき、ご利用いただければ幸いです。

これからの「やくも」に期待することは何ですか?

沿線地域は風景が美しく、歴史も文化も素晴らしい地域です。ところが、人口減少と少子高齢化は顕著です。交流人口・関係人口を創出するため、「やくも」号で山陰・山陽のアクセス性がより活発になっていただきたい。点と線から面(=地域)へ「やくも」号を広げてゆくこと、沿線地域と鉄道会社が連携を深め、地域の未来と幸せに寄与すること。その真ん中で「やくも」号が貢献できれば嬉しいです。

これまでの「やくも」 BEFORE

1972年3月15日、山陽新幹線の岡山駅延伸に合わせ、伯備線経由の特急列車として誕生したのが「やくも」号です。
走行路線は山陽本線〜伯備線〜山陰本線で、現在は岡山駅〜出雲市駅間を運転。1982年7月からは、カーブで車体が傾くことによって高速走行を実現した振り子式車両(381系)となり、リニューアルを繰り返しながら国鉄時代の特急車両が現役で活躍してきました。

「やくも」の歴史
< 1972〜2022年 >

  • < 1972年 > やくも号運転開始

    運転開始当初は非電化区間があったため、大出力エンジン搭載のキハ181系特急形気動車が使用されました。当時はグリーン車と食堂車を連結し、岡山駅〜出雲市駅・益田駅間で4往復を運転。翌1973年10月には6往復に増便され、1975年3月には気動車としてはじめて「エル特急」に指定されました。キハ181形は現在「津山まなびの鉄道館」で見ることができます。

  • < 1982年 > 381系での運転開始

    1982年7月、伯備線全線と山陰本線(伯耆大山〜知井宮間)が電化されたことにより、車両は381系直流特急形電車に置き換えられました。この際に食堂車は廃止され、運転区間は現在と同じ岡山駅〜出雲市駅間に。381系はカーブの多い区間でも速度を向上できるよう国鉄が開発した自然振り子式車両で、〔しなの〕〔くろしお〕に次ぐ投入となりました。
    ※現在の西出雲駅

  • やくも号 時刻表
    381系振り子式電車の導入により、
    所要時間の大幅短縮が実現

    キハ181系による〔やくも号〕運転開始時の岡山−出雲市間は、最速列車で3時間32分(平均3時間39分)でしたが、381系運転開始時の最速列車は3時間12分(平均3時間20分)と20分(平均19分)の短縮となりました。
    しかも短縮された20分うち、カーブ区間が連続する伯備線内(岡山−米子間)で18分もの短縮を実現したことから、381系の振り子機能の効果が大きかったことがうかがえます。

  • < 1994年 > スーパーやくも号
    運転開始

    1994年12月、特急「やくも」(当時・9往復)に加え、パノラマグリーン車を連結した「スーパーやくも」(当時・4往復)が登場。薄紫色ベースにカラーリングされた速達列車として存在感を放ちましたが、2006年には全ての列車名が再び「やくも」に統一されました。

  • < 2007年 > ゆったりやくも運転開始

    2007年4月、381系を全面的にリニューアル。座席の座り心地の改良や、座席前後の間隔を広くするなどの大幅な改装によってゆったり感がアップした「ゆったりやくも」の登場です。外観デザインも白いボディ×赤いラインへと刷新。2010年度以降は全ての編成が「ゆったりやくも」となりました。

話題の「リバイバルやくも」
とは? < 2022年〜 >

2022年3月、特急「やくも」50周年を記念して、クリーム色×赤色ツートーンの“懐かしの国鉄色”にリバイバル塗装した381系(1編成6両)の運行を開始。これが大きな反響を呼んだことを受け、翌2023年2月にはリバイバル第2弾として“スーパーやくも・紫色カラーリング”の1編成4両が登場しました。そして第3弾として2023年11月、緑と黄色の帯が特徴的な“緑やくも色”(1997年〜2011年運転)も復刻。
2024年春以降に新型の273系に置き換わるまでは、「ゆったりやくも」と歴代の「リバイバルやくも」が運行されています。

  • 懐かしの国鉄色にリバイバル塗装された「やくも」
  • 第2弾は「スーパーやくも」の紫色リバイバル塗装
  • 緑やくも色になった第3弾の「リバイバルやくも」

リバイバルやくもの運行情報

鉄道ファンの方へのお願い REQUESTS FOR RAILROAD FANS

社会的ルールを遵守し、事故や危険のないよう注意してください。また、次の事項にも十分留意して駅や沿線での撮影を楽しんでください。

  1. 1. 線路には立ち入らないで

    線路内の立ち入りは禁止されています。線路に接近した撮影や、柵に登ったり、寄りかかったりした撮影も大変危険なのでやめてください。
    列車は、時刻表に載っていない時間に線路を走ることもあります。通過・貨物・臨時・回送・検査など不定期列車も多いです。不用意に線路に近づかないようにしましょう。

  2. 2. 駅・ホームでもマナーを守って

    ホームでの撮影は黄色い線の内側の安全な場所で、周囲の利用客に迷惑を掛けないように注意してください。特に列車の発車・進入時には注意してください。

  3. 3. 臨時列車などの問い合わせは
    控えましょう

    情報はWEBや雑誌などを活用し、自分で調べるようにしましょう。

  4. 4. カメラのフラッシュ発光は厳禁です

    フラッシュは目に大きな影響を与えます。特に運転士・駅員の業務を妨げないようにしてください。

  5. 5. ゴミを捨てないで

    装備品の空き箱、空き缶やペットボトル、タバコの吸い殻など、ゴミの投げ捨てや放置は絶対にしてはいけません。各自で持ち帰りましょう。

  6. 6. 人物を撮影するときは、
    必ず許可をとりましょう

    近くにある車両を撮影したい場合でも、周囲の人たちへの配慮を忘れないようにしましょう。

  7. 7. 田畑やあぜ道を踏み荒らさないで

    田畑などの私有地は、本来立ち入れない場所です。撮影できるのは、土地所有者・管理者の方のご厚意によるもの。ひと声かけて、了解をいただくことが大切です。

  8. 8. 違法駐車はしないで

    レンタカーなど自動車を利用する場合は、交通法規を遵守。違法駐車も厳禁です。できるだけ鉄道を利用した撮影プランを組んでください。

  9. 9. 譲り合う心を大切に

    好適な撮影地でも、人数が多くなりすぎると通常起こらない問題が発生しがちです。譲り合う心を大切に、無理な場所取りはやめてください。

~外部リンクご紹介~ 山陰観光連盟 公式アカウント WEB / SNS

  • ふるさとおこしプロジェクト
  • グッとくる山陰

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