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春爛漫 九州の春景

南国を彩る早咲きの桜

園内に群生して咲くカンヒザクラ。例年2月初旬に開花する。

写真提供:仙巌園
園内に群生して咲くカンヒザクラ。例年2月初旬に開花する。

南国に春を告げるカンヒザクラ

 南国・鹿児島は、全国に先がけて春が到来する地のひとつ。鹿児島のシンボル・桜島と錦江湾を借景とする名勝仙巌園(せんがんえん)の桜のシーズンは、早春の2月初旬から始まる。「園内の梅が咲いてすぐ、本州のどこよりも早く、台湾・中国南部がルーツといわれる桜・カンヒザクラが開花します。本数的にもこのカンヒザクラが園内に一番多く植えられていますね」と仙巌園企画課の卓裕介さん。南国の桜らしく濃いピンクの花が、晴れた日には錦江湾のブルーとの見事なコントラストを見せてくれる。このカンヒザクラに続いて、ガンタンザクラ、ヤマザクラ、オオシマザクラと時期をずらしながら次々に桜が開花してゆき、4月上旬のソメイヨシノとヤエザクラまでさまざまな桜が楽しめるのが仙巌園の特徴。「当園のソメイヨシノは本数は多くはありませんが古木で枝ぶりも大きく、見ごたえのある花を付けてくれます」。

江戸時代から花見や風流を楽しんだ地

 仙巌園は江戸時代、島津家歴代の別邸だった由緒ある場所。磯の地は、江戸時代に編纂された地理書『三国名勝図会』に「桜樹(おうじゅ)甚(はなは)だ多くして、春は瓊筵(=宴席)を花に開き」と記された桜の名所で、篤姫が肌身離さず持っていた掛け軸にも桜の咲き誇る磯の地が描かれていたという。そんな風流を楽しむ地の歴史を今に伝えるのが、桜の季節と同時に園内で催される“薩摩のひなまつり”(2月4日〜4月20日)。「大名家の島津家に伝わるひな人形やひな道具を見ていただき、武家文化の美に触れながら梅や桜をご観賞いただければ」と卓さん。さらに園内では、ひな祭りの源流になっている流し雛や曲水の宴などの風流なイベントもとり行われる。「曲水の宴を行う曲水の庭は、1959年(昭和34)の発掘調査で発見されました。江戸時代の中頃のものと推定され、土砂に埋まっていたためほぼ当時の原型をとどめています」。大名庭園での曲水の宴は、武家の装束で催されているのがポイントなのだとか。また中国から琉球を経由して仙巌園に入れられた竹林は、曲水の庭の造形美を演出するために作られたとも考えられている。奥深い庭の歴史も、桜と合わせて楽しみたい。

  • 大名家所蔵のひな人形などの展示もある“薩摩のひなまつり”。

    写真提供:仙巌園
    大名家所蔵のひな人形などの展示もある“薩摩のひなまつり”。

  • 4月上旬、曲水の庭では武家様式の曲水の宴が開かれる。

    写真提供:仙巌園
    4月上旬、曲水の庭では武家様式の曲水の宴が開かれる。

名勝 仙巌園
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