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特集

多くの人を惹きつけてやまない世界遺産・屋久島。屋久杉に代表される太古の森には、他では見ることのできない多様な動植物が生きる。ありのままの自然の姿に触れ、心洗われる豊かな時間を体験しよう。

魅惑の島で自然の神秘に迫る

日本列島の大自然が凝縮された洋上のアルプス

 九州南端の佐多岬から南へ60kmの沖合。鹿児島から高速船に乗り約2時間でたどり着くのは、比類なきダイナミックな自然の姿が広がる世界遺産・屋久島だ。東西約28q、南北約24q、国内の離島としては7番目の面積を誇り、そのほぼ全土を山岳と森林が覆う。
 島の頂は九州最高峰の宮之浦岳(1936m)。周囲には1000m級の山が40以上も連なり、海上から2000m近くまで急激に隆起するその険しい地形から、「洋上アルプス」の異名を持つ。この地形が生み出したのが、屋久島最大の魅力である多種多様な動植物の分布だ。
 島の平均気温は、海岸沿いでは20℃前後と鹿児島県の平均にほぼ等しいが、宮之浦岳山頂付近では6℃しかない。つまり、極端に高低差の大きな地形のため、島内に亜熱帯の温暖な気候との北海道並みの寒冷な気候が混在しているのだ。これにより、たとえば冬場なら、里に咲くハイビスカスの花と冠雪の山を同時に楽しむなんてこともできる。変化に富む特異な気候条件のなかで育まれたのは、日本列島を縦断するかのような多様な植生と、そこに生きるさまざまな生き物たち。直径30qに満たない島を“アルプス”と呼ぶのも、濃密に凝縮された自然の姿を見れば決して過言ではないとわかるだろう。

屋久杉を求めヤクスギランドでトレッキング

登山装備が必要なコースから初心者向けのコースまである

ヤクスギランド内の荒川橋から渓流と巨岩群を眺める

ヤクスギランド

標高1000〜1300mに広がる自然休養林。「仏陀杉」「母小杉」といった屋久杉や、
江戸時代に伐採されたまま腐ることなく残った「土埋木」などを見ることができる。

  • 鹿児島県熊毛郡屋久島町 安房太忠嶽国有林内
  • 0997-46-4015

悠久の時を刻む島のシンボル「屋久杉」

荒々しい表皮を間近に見ることができる

 多種多様な自然が見られる屋久島も、樹齢数千年という巨木・屋久杉の存在なしには語れない。屋久杉とは島の標高500mを超える山地に自生する杉の総称で、屋久島ではとくに樹齢1000年を超すものを「屋久杉」、それより若いものを「小杉」と呼ぶ。屋久杉を見ることができるのは、古来信仰の対象とされてきた奥山の瑞々しい原生林のなか。幹周8m、樹高30m、樹齢2000年といった名のある屋久杉が、波打つ凹凸の幹や力強く伸びる枝葉など、畏怖の念を禁じえないほどの圧倒的な姿で旅人を迎える。
 ところで、実はこの屋久杉、種としては全国に分布する杉と変わらない。平均的な杉の寿命は500年ほどであるにもかかわらず、屋久杉が取り立てて長寿なのは、気候と地質といったこの森の摂理による。「月のうち三十五日は雨が降る」といわれる屋久島の森は、雨と水蒸気が絶え間なく循環するため多湿で、土壌は栄養が乏しい花崗岩質。樹木にとっては腐りやすく育ちにくい土地といえるが、この厳しい環境下だからこそ、樹脂分を多量に分泌した腐りにくい幹をもち、非常に成長の遅い長寿の杉・屋久杉が生まれたのだ。

紀元杉

ヤクスギランドから車で15分の場所にある推定樹齢3000年、幹周8.1mの屋久杉。
車道沿いにあるため登山なしでも鑑賞することができる。

  • 鹿児島県熊毛郡屋久島町 安房林道沿い
  • 0997-43-5900(屋久島町商工観光課)

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