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自然写真家・上田優紀が映す、想像を超える「滋賀の絶景」【スマホ撮影のヒント&おトクなきっぷ情報も】
自然写真家・上田優紀が映す、想像を超える「滋賀の絶景」【スマホ撮影のヒント&おトクなきっぷ情報も】

自然写真家・上田優紀が映す、想像を超える「滋賀の絶景」【スマホ撮影のヒント&おトクなきっぷ情報も】

最近、「滋賀の絶景が超すごい!」と話題になっているのを知っていますか?

  • 神様たちが住むパワースポットの島
  • 映画のような銀世界
  • 奇跡の絶景と称されるウユニ塩湖の滋賀バージョン(!?)

などなど……!

今回は、ヒマラヤなど世界の極地を撮影するネイチャーフォトグラファー・上田優紀さんと一緒に「世界を回るフォトグラファーが滋賀を撮ったら、どんな風景写真になるのか!?」を調査してきました!

ちなみに、上田さんの撮影した写真のごく一部はこちら(圧巻…!)。

今回は写真撮影が苦手な編集スタッフも同行し、風景写真を撮るときのヒントも聞いてきました!

上田優紀さん(フォトグラファー)

1988年生まれ、和歌山県出身。京都外国語大学を卒業後、24歳のときに世界一周の旅に出発し、1年半かけて45カ国を周る。帰国後、株式会社アマナに入社。2016年よりフリーランスとなり世界中の極地、僻地を旅しながら撮影を行っている。近年はヒマラヤにて8000m峰を中心に撮影。

大阪駅から絶景6スポット巡り開始

おはようございます!今回の旅で上田さんに撮っていただきたいスポットはこちらです▼

『滋賀の絶景スポットを撮影せよ』はい、わかりました~!滋賀で僕らしい写真を撮ってきたいと思います!

ということでさっそく、琵琶湖方面へ向かいましょう🚃

滋賀がさっそく絶景を繰り出してくる

大阪から電車で約1時間20分、のんびり過ごしている間に、窓の向こうはもう雪国!

電車は雪道の運転を心配する必要もなくて安心☻

近江今津駅を降りてすぐに、今津港から琵琶湖汽船「竹生島クルーズ」へ乗船します。船上から見えるキラキラ輝く湖面を見ると、心がリラックスモードに。

上田さん、こういう壮大な風景をスマホでうまく撮るコツはありますか?

カメラ画面にグリッド線※を表示して、1:2の比率を意識しながら撮るといいですよ。例えば1/3は空、2/3は海と構図を決めるとバランスが取りやすいと一般的に言われています

確かに上田さんの写真(上)に比べると、私の写真(下)は、微妙に水平線が傾いているし、バランスも悪いですね……🤔

編集部が何も意識せずに撮った一枚 → 1/3を意識して撮った一枚

でも僕は、センターに被写体を置いた構図も好きです。1/3分割のグリッドに合わせる技は知識として覚えておき、色々試して自分が気に入った構図で撮るのがいいと思いますよ

MEMO

※参考:スマートフォンのカメラにグリッド線(格子状の補助線)を表示させる方法

【iPhone】ホーム画面の「設定」→「カメラ」→「グリッド」をONに

【Android】カメラアプリを起動→「設定」→「グリッドライン(補助線)」をONに(2022年1月時点)

神々が住むパワースポット・竹生島へ

クルーズ船(今津港発)は約30分で「竹生島」へ到着。島はパワースポットとしても知られ、古くより神様が住む場所として人々の信仰を集めています。

撮影スポット1 船上から見た竹生島

最初の撮影スポット「竹生島」が見えてきましたね!神聖な空気が漂ってる!

島の岩壁がいいですね。僕、岩や霧を見るとカメラを向けたくなる癖があるみたいなんです

(初めて聞く癖だな……)

しかし上田さんが撮ると、岩が硬派な“作品”になる

撮影スポット2 宝厳寺

島に入るとすぐ、165段の階段がお出迎え。のんびり石段を登って「宝厳寺」へ。日本三弁才天の1つである本堂にお参りし、国宝「唐門」と「観音堂」に向かいます。

エスニックな色彩と彫刻がキレイ! なんですけれど、この感動が私の撮る写真には残らないんですよね。寺社仏閣の撮影って、いつも悩みます

寺社仏閣は全体を撮るのもいいのですが、気になったモチーフに視点を集めて写すといいですよ。被写体の前後に植物などをボカして入れると、モチーフが強調されて印象的になります

撮影スポット3 竹生島神社(都久夫須麻神社)

続いては「竹生島神社」へ。琵琶湖に面した竜神拝所では、土器(かわらけ)に願い事を書き、鳥居へ投げて見事土器が鳥居をくぐることができれば願いが成就すると言われています。

鳥居の向こうに船が通る瞬間もあり、情緒たっぷり

約75分の竹生島観光を終えて、船で近江今津駅へ戻ります。

■竹生島

<エリア情報>

住所滋賀県長浜市早崎町1664-1

URLhttps://kitabiwako.jp/

<竹生島への交通手段>
竹生島クルーズ
https://www.biwakokisen.co.jp/cruise/chikubu/


■宝厳寺

<エリア情報>

URLhttps://www.chikubushima.jp/


■竹生島神社(都久夫須麻神社)

<エリア情報>

URLhttp://www.chikubusima.or.jp/

冬ならではの絶景!雪のメタセコイア並木

次は電車でマキノ駅へ移動! 有名な「メタセコイア並木」を撮影しに行きます。

撮影スポット4 マキノ高原のメタセコイア並木

まさに銀世界!こうして写真に収めると絵画みたい……!

ところで上田さんがカメラを向けるときに立ったりしゃがんだりするのって、どのような意味があるんですか?

姿勢を変えて目線を変えると、同じ場所でも絵が変わって面白いんです。僕たちは“猫の目線”なんて呼んでいますが、いつもと少し違う写真を撮ってみたくなったら、一番カンタンなのはしゃがむことですね☻

雪を気にせずガンガン突き進む上田さん

※編集部注:撮影は歩道や自動車の通らない場所で、安全を確認しながら行ってくださいね。

■メタセコイア並木

<施設情報>

施設名マキノピックランド

最寄駅JRマキノ駅

住所滋賀県高島市マキノ町寺久保835-1

URLhttps://pic-land.com/

奇跡の絶景「ウユニ塩湖」が滋賀県に!?

ここで急遽、地元の方のアドバイスを受け、予定になかった「余呉湖」へ足を延ばすことに!

「滋賀のウユニ塩湖」としても評判の余呉湖(よごこ)を、本物のウユニ塩湖(ボリビア)に40日滞在した経験がある、上田さんに撮っていただきました。

追加撮影スポット・余呉湖

肉眼でも美しいのに、上田さんの写真で見るとさらに感動……!上田さんは2016年にボリビアのウユニ塩湖を訪れて撮影されていますが、どのような条件が揃うとあの絶景が見られるんですか?

水鏡が現れるには水が張られていることはもちろん、風が止んでいることが重要です。僕は富士山ほどの高さにあるウユニ塩湖で40日間テント生活をして、あらゆる気象条件が揃うのを待って撮影しました。なので、さっき上陸した竹生島にテントを張って40日程度こもるのは全く苦じゃないですね☻

(ちょっと何を言っているか分からないけど、すごいな……)

■余呉湖

提供:長浜観光協会

<施設情報>

最寄駅JR余呉駅

住所滋賀県長浜市余呉町

URLhttps://kitabiwako.jp/spot/spot_805

夕焼けに浮かぶ神秘的な湖中大鳥居

余呉駅から近江高島駅へ移動し、「白鬚神社」をめざします。この白鬚神社と夕焼けが、絶景旅の最終スポット!琵琶湖へ浮かぶように建つ、湖中大鳥居を撮影します。

撮影スポット5・6 白鬚神社・夕焼け

穏やかな琵琶湖に浮かぶ湖中大鳥居

夕焼けの撮影って、太陽の向きによっては朱色っぽい写真になるんですが、僕は今日のような淡い色が好きなんです

優しい夕暮れの光に包まれる贅沢な時間が流れます

最後に編集部も上田さんに今日聞いたヒントを振り返りながら撮影にチャレンジ。

水平と1/3のバランスを意識して、植物なども上手く活用する……!

編集部がスマホで撮影

ピントが植物に合っているのが反省点…だけど、綺麗な夕焼けが撮れたし、これはこれで味がある!スマホで上出来(だと思う)☻

■白鬚神社

<施設情報>

施設名白鬚神社

最寄駅JR近江高島駅

住所滋賀県高島市鵜川215

URLhttp://shirahigejinja.com/

自分らしい写真を撮るコツ

普段は極地・僻地を撮ることが多い上田さんですが、滋賀で撮影してみていかがでしたか?

余呉湖はあまり正解が決まっていなかったのもあって、自分らしい写真が撮れたかなと思います。あと、風景写真の面白さは視界に入った広い絵の中で “どこに注目するか”にあるのですが、そういう意味では、竹生島で上陸前に偶然見た岩肌や足元の自然物が印象に残っています

写真が上手くなりたいなら、たくさんいい写真を見てたくさん撮るのがいいかと思います。何が好きと感じるかは人それぞれ違うので、多くの作品を見てヒントをもらいながら、自分らしい一枚を残せるようどんどん撮影してみてください!

皆さんも上田さんの写真をヒントにして、絶景スポット撮影にチャレンジしてみてくださいね!

※スポット紹介に使用している写真は上田さん撮影ではございません
※新型コロナウィルス感染拡大等に伴い、掲載情報が変更となっている場合があります。詳しくは公式HPなどでご確認をお願いします。
※感染防止対策を徹底した上で取材を実施しました。

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