※新型コロナウイルス対策のマスク着用等に関するルールが変更となっていますが、本記事内には新しいルールに対応していないものが一部含まれている場合があります。
みなさんはもう、大阪駅うめきたエリアに行きましたか?
2023年3月18日(土)に開業した、大阪駅の新たな地下ホーム「うめきたエリア」。写真から伝わるように、うめきたエリアは「近未来」をテーマに新設されています。
今回はそんなうめきたエリアの概要と見どころをレポートします!
■わかりやす~い紹介動画【YouTube】
「レポートします!」と意気込みましたが、実は人気 VTuberの2人が既にうめきたを詳しく紹介してくれた動画があります。まずはこちらをご覧ください。
それではここからは、アオタビ編集部がうめきたエリアについてたっぷりの写真や図解と共にご紹介します。
■うめきたエリアとは何?新駅じゃないの?
「うめきた新駅」と呼ばれることも多い大阪駅うめきたエリアですが、それはちょっと誤った表現。うめきたエリアは、新しい駅ではなく大阪駅の一部です。
下記イラストのように、うめきたエリアと既存の大阪駅は「地下通路」でつながっています。
「大阪駅の西側を拡張した部分が、うめきたエリア」というと、イメージしやすいかもしれません。うめきたエリアが登場したことで、どんな鉄道に乗れるようになって、移動がどれだけ便利になったかは、後ほどご説明します。
■大阪駅うめきたエリアはどこにあるの?
うめきたエリアはグランフロント大阪 南館地下1階のコンビニエンスストア奥にあります。グランフロントから行くこともできますし、他にも大阪駅の桜橋口を出てすぐの「旧梅三小路」からも行くことが可能です。
■サイバーな映え&最新スポットを体感してほしい
SNSでも話題を呼んでいる大阪駅うめきたエリアの映えスポットや最新設備を紹介します。
①まるでSF映画!顔認証ゲート
冒頭でも写真掲載した「大阪駅うめきた地下口にある最新の顔認証ゲート」では、まるでSF映画のような体験ができます。
大阪駅〜新大阪駅(東口)間を含むICOCA定期券を持ち、顔写真をモニター登録しておくと、ゲートを顔パスでスルーできるのです。
②巨大インタラクティブウォール
改札を抜けた先のコンコースにある、横幅14m、高さ3.3mのインタラクティブウォールも注目ポイント。
「水の都・大阪」をイメージした映像が投影され、モニターに近づくと水中に泡が立つなどの楽しい仕掛けも。
③駅では世界初導入「フルスクリーンホームドア」
うめきたエリアのホームドアはなんと全面ガラス張り。あらゆる列車のタイプに合わせて、襖のように自在に動くホームドアを採用しています。
ただ鉄道に乗るのではなく、駅に行く体験そのものにワクワクできるのは、うめきたエリアの魅力といえます。
■3つのAIサービスも注目
映えだけではなく、うめきたエリアには、未来の駅に一歩近づくための新しいAIサービスが導入されています。
見た目の華やかさや設備に注目されがちなうめきたエリアですが、スムーズな移動をサポートする取り組みも真摯に行っています。
①みどりの券売機プラス+AI
みどりの券売機プラス+AIでは、画面に投影されるキャラクターと音声会話をして、音声による操作できっぷの購入ができます。2023年5月時点では、うめきたエリアでしか出会えません。
②AI案内ロボット
AI アシスタント(AyumI)がお客様の質問を音声認識で理解して、音声や画面投影でさまざまな案内をします。カラーリングも近未来な感じがします。
③視覚障がい者向けナビゲーションシステム「shikAI」
点字ブロック上に設置した二次元コードをスマホの専用アプリで読み取ると、事前に設定した目的地までの点字ブロックの経路を音声で案内します。
■駅が新しくなって、何が便利になった?
様々な新しい取り組みが注目されているうめきたエリアですが、私達にさらなる「鉄道移動の便利さ」をもたらしたのも要チェックポイント。
実はうめきたエリアの誕生によって、これまで大阪駅に乗り入れがなかった特急列車や路線が利用できるようになっているのです。
うめきたエリアができたことで大阪駅から関西国際空港駅まで約20分短縮し、空港へのアクセスが良くなりました。また和歌山駅へも30分以上短縮!
※2023年3月ダイヤ改正前における関空快速ご利用時との比較です。
※特急列車をご利用の際は別途特急料金が必要です。
さらに東大阪・奈良方面に向かう、おおさか東線もこの地下ホームにつながるようになったので、大阪駅と各方面のアクセスがさらに便利になったんです!
連結通路を通れば、大阪環状線やJR京都線、JR神戸線など大阪駅に乗り入れる他の路線との乗り継ぎも簡単にできます。
また他にも移動生活ナビアプリ「WESTER」と連動した、スマホで体感できる便利なサービスも充実。電子看板と連動してトイレの空き状況を確認できるほか、スマホで注文して駅構内で受け取れる次世代スマートロッカーなど、様々な新しい体験ができます。
■【まとめ】そしてうめきたエリアの開発は2期へ…!ぜひ足を運んでみて!
うめきたエリアの情報&魅力まとめ
- 大阪駅うめきたエリアは、新しい駅ではなく大阪駅の一部!
- 大阪駅うめきたエリアはグランフロント大阪 南館地下1階のコンビニエンスストア奥にある!
- サイバーな映えスポットや、駅としては世界初の最新設備を体感できる!
- 未来の駅を目指した、AIサービスの取り組みも!
- これまで大阪駅に乗り入れがなかった鉄道が利用できるようになって便利に!
- スマホと連動した新しいサービスも登場!
なお、大阪駅うめきたエリアの新たな乗り場の開発だけでなく、お隣ではうめきた2期地区開発事業も進められています。2024年夏を皮切りに、新たな公園や商業施設の開業が順次予定されているとのことで、魅力的なまちづくりが進行中。
まずは新しくできた「うめきたエリア」で、近未来を体感してみませんか?