定番の観光名所やリニューアル情報も！広島の新緑スポット

「おりづるタワー」の展望台から、新緑に彩られた広島の街を一望！

世界文化遺産・原爆ドームの東隣に位置する「おりづるタワー」は、2016（平成28）年にオープンして以来、広島の観光名所として定着しているスポットです。

まずは屋上階に上がり、広島市街を一望できる屋上展望台「ひろしまの丘」へ。エレベーターを降りると、パノラマビューが目の前に広がります。

新緑に彩られた平和記念公園が目前に！ガラス窓ではなくメッシュのみで覆われているため、外の風が感じられて開放感も抜群です。

原爆ドームを間近で見ることができ、晴れた日には宮島の弥山（みせん）までも見渡せます。原爆ドームと弥山、広島の2つの世界文化遺産を同時に望めるのは、絶好の立地にあるおりづるタワーならでは。

絶景を楽しんだ後は、12階の「おりづる広場」へ。おりづるタワー専用の折り紙で折ったおりづるを、「おりづるの壁」に投入することができます。世界中から集まる平和への思いが積み重なって完成する「おりづるの壁」に、ぜひ参加してみましょう。

屋上から1階までは、スパイラルスロープ「散歩坂」で上り下りできます。各階の壁には、広島ゆかりの9名のアーティストが参加するウォールアートプロジェクトが展開されています。

スロープの中央部には、全長約70mのすべり台「くるくるくーる」があり、1階まで滑り降りることも！ エキサイティングな体験ができると子どもにも大人にも好評です。

各階ですべり台から降りることも可能です

1階まで下りたら、広島を代表するおみやげ品など約1,000品がそろう物産館も忘れずチェックしましょう。

1階と屋上にはカフェも併設しているため、立ち寄ってひと休みするのもおすすめです。

川からの景色を楽しもう！「ひろしまリバークルーズ」で水上さんぽ

ひと味違った広島観光をしてみたいなら、遊覧船「ひろしまリバークルーズ」はいかが？ 緑豊かな広島の街並みを、船員さんの案内を聞きながら船上でのんびりと眺めることができます。

初めて乗るなら、元安川～本川遊覧25分コース（Aコース）がおすすめ。定員は1～15名で、空きがあれば当日でも乗船できます。

元安橋桟橋を出発し、楠木の大雁木でUターンして戻ってくるコース。原爆ドーム、相生橋、広島中央公園などを川から間近で眺められます。橋の下をくぐる時は迫力満点！

もっとアクティブな体験を楽しみたい人は、水上自転車「SuiSui」にチャレンジしてみては？ 二人乗りの水上自転車で、約25分間の水上さんぽを満喫しましょう。

遊覧船には他にも、広島駅から平和記念公園までのコースや、元安川・本川ぐるり一周コース、サンセットクルーズといった予約制のコースもあるので、広島を訪れるたびに何度でも乗船したくなります。

水辺のイタリアン「カフェポンテ」のテラスでランチ

平和記念公園エリアでランチをするなら、元安橋東詰の河川緑地にある「カフェポンテ」へ。店名の「ポンテ」はイタリア語で橋を意味しています。

地元食材を多く取り入れた本格イタリアンが味わえると評判。ランチタイムは窯焼きピッツァが人気です。

窯焼きピッツァとドリンクのセット1,500円（写真はマルゲリータとオレンジジュース）　※ランチタイム（11時～16時）のみ提供

ピッツァは定番のマルゲリータのほか、旬の食材を使った季節のピッツァ2種を含めた全3種から選べます。

新緑シーズンは外の風が感じられるテラス席へ。外国人観光客が多いこともあり、まるでヨーロッパのカフェのような雰囲気です。

お店の外では、軽食やドリンク、ジェラートといったテイクアウトメニューも販売しているので、川辺のベンチで景色を眺めながら味わってみては？

文化と自然を満喫できる、都心の癒やしスポット「比治山公園」

平和記念公園から約2kmという都心部にありながらも、豊かな自然にふれられる「比治山公園」。約26haの敷地内には、広島市現代美術館や広島市まんが図書館といった施設もあります。

公園は標高約70mの小高い丘の上にありますが、全長207.4mの立体遊歩道「比治山スカイウォーク」を使って気軽に登ることができます。

「彫刻の丘」や「彫刻の小道」と呼ばれるエリアには野外彫刻が点在しているので、探しながら散策してみましょう。

イギリスの彫刻家、ヘンリー・ムーアの作品が設置された「ムーアの広場」からは、広島の市街地を一望できます。

ヘンリー・ムーア《アーチ》

園内には他にも、比治山展望台（富士見台）、汐見台といった展望スポットもあり、四季折々の景色が楽しめます。

比治山展望台（富士見台）

豊かな緑に囲まれた広大な敷地をおさんぽしているうちに、心も体ものんびりリラックスできそうです。

2023年3月にリニューアル！生まれ変わった「広島市現代美術館」へ

比治山公園内にある「広島市現代美術館」は、日本初の公立現代美術館として1989（平成元）年に開館。約2年3カ月の改修工事を終え、2023年3月にリニューアルオープンしました。

撮影：SATOH PHOTO 佐藤和成

建築家・黒川紀章によるオリジナルの建築意匠をできる限りそのまま生かし、経年劣化した部分の機能を回復・拡張するという方針で改修が行われました。

エントランス横に新たに増築されたスペースには、多目的スペース「モカモカ」とカフェ「KAZE」が誕生。「モカモカ」では毎週日曜に子どもたち向けのワークショップが開催されています。

多目的スペース「モカモカ」

かつてカフェがあった空間は、ミュージアムショップに。スペースの奥行が33.9mあることから、ショップ名は「339」と名付けられています。

リニューアルを記念したオリジナルグッズも。リニューアルトートバッグ各700円

現在は、全館を使った記念特別展「Before/After」（2023年6月18日（日）まで）を開催中。7月以降もさまざまな企画展やコレクション展を予定しています。

シリン・ネシャット《Land of Dreams》2019
© Shirin Neshat
Courtesy of the artist and Gladstone Gallery

館内の展示をじっくり鑑賞した後は、美術館で配布している野外彫刻マップを片手に、館外に点在する個性豊かな作品も楽しみましょう。

新しく生まれ変わった美術館で、豊かな自然と芸術に浸る休日を過ごしてみては？

江戸時代から受け継がれてきた、歴史ある大名庭園「縮景園」

1620（元和6）年に築成された「縮景園」。園内に一歩入ると、広島市街の中心部にいることを忘れてしまうような美しい庭園が広がっています。

中央に配された濯纓池（たくえいち）の周りを回遊しながら鑑賞できるようになっています。池に架かる跨虹橋（ここうきょう）は園を象徴する名橋で、地上と天上を結ぶ虹に例えて名付けられています。

園の東側に位置する迎暉峰（げいきほう）は、富士山を模したともいわれていて、上に登ると園内を一望できます。

迎暉峰からの眺め

庭園をぐるりと一周した後は、入り口のすぐそばにある休憩処「泉水亭」へ。緑に囲まれた心地よい空間で、抹茶やお茶菓子、軽食などが味わえます。

抹茶セット500円　※お茶菓子の内容は季節により異なる

江戸時代にタイムスリップしたような庭園で、忙しい日常をしばし忘れてくつろぎましょう。

甘く香ばしい香りに誘われて、タルト専門店「マールタルト」へ

2022年5月、カフェやアパレルショップが立ち並ぶ並木通りに、焼きタルトをメインとするタルト専門店「マールタルト」がオープン。緑がさりげなく配された外観が印象的です。

ショーケースには、定番メニューや季節限定メニューなど、全16～18種のタルトがずらりと並びます。

世界最高峰のピスタチオの産地、シチリア島ブロンテ産のピスタチオプードルを使用したタルトシチリアピスターシュなど、厳選した素材を使った上質なタルトばかり。特別な機械を使って理想の薄さに焼きあげたタルトカップは、サクサクの食感が魅力です。

（手前右から時計回りに）タルトシチリアピスターシュ518円、タルトシトロン324円、タルトバニーユ356円、ボタニカルクリームタルト ―ラズベリーショコラ―324円、苺とルバーブのタルトベイク378円　※タルトのラインアップは季節により異なる

併設カフェ「THIRD TERRACE」にタルトを持ち込めば、イートインも可能です。※要1ドリンク注文

くるみとキャラメルバナナのタルトベイク356円、カフェラテ495円

甘く香ばしいタルトの香りに包まれて、ひと休みしませんか？

風に揺られて木々がざわめく音を聞きながら、癒やされるひとときを。

掲載情報は2023年5月19日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
徒歩での所要時間は80m＝1分での概測です。
乗り物の所要時間は、土休日ダイヤの最速時間です。乗り換え時間・待ち時間は含みません。時間帯、交通事情、利用する駅またはバス停により異なります。
船の所要時間は、時間帯、交通事情、利用する港により異なります。
料金は税込表記を基本としています。