DISCOVER WEST とは数多くの歴史文化遺産と美しい自然に恵まれた西日本エリア。
そこで見つかる、いい日本、いい自分の時間を発見していただく旅の提案です。

山陰の小京都 津和野・萩
風情ある城下町を
ゆっくり散策
1日目
山陰の小京都と呼ばれる津和野と萩、2つの城下町をゆっくり散策するコース。1日目の津和野では、明治初めに起きた長崎の潜伏キリシタンに関わる悲劇の地・乙女峠マリア聖堂を訪ねます。有名な太皷谷稲成神社で願望成就を願ったあと、城下町の趣が残る殿町通りをゆっくり歩きましょう。2日目は2018年に明治維新150年を迎えた、明治維新胎動の地・萩へ。市街中心部にある旧萩藩校明倫館から菊屋横町を抜けて菊ヶ浜へ。午後には萩焼の工房で作陶の体験を。吉田松陰を祀った松陰神社では松下村塾や至誠館などを見学。時間があれば、吉田松陰誕生地や吉田松陰の墓、玉木文之進旧宅などにも足を延ばしてみたい。3日目は、萩博物館で萩の歴史を学び、毛利輝元が築いた萩城跡へ。天候がよければ萩八景遊覧船に乗って川から町並みを望むのもおすすめ。藩政時代の面影を色濃く残す堀内地区を足の向くまま歩いてみましょう。
1. 乙女峠マリア聖堂
山の緑の中に静かにただずむ清楚な聖堂

緑の中に立つ聖堂は日本に帰化した
ドイツ出身のネーベル神父が建てたもの
乙女峠に立つ小さな聖堂。キリスト教禁令下だった1868年、長崎から送られた潜伏キリシタン153人がこの地にあった光琳寺に収容され、改宗の勧めに応じず信仰を貫いた37人が殉教した。木造の聖堂は殉教者を慰霊するために1951年に光琳寺跡に建てられたもの。日本で唯一の聖母マリア出現の地との言い伝えも残る。
[電話] | 0856-72-0251(津和野カトリック教会) |
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[住所] | 島根県鹿足郡津和野町後田乙女峠 |
[料金][時間][休み] 見学自由 |
2. 太皷谷 稲成神社
壮麗な日本五大稲荷のひとつ

安永2年(1773)に津和野城の鎮護と
領民の幸せを願って京都の伏見稲荷大社から勧請した
城下町を見下ろす高台にあり、朱塗りの社殿や鳥居が美しい日本五大稲荷の1つ。祭神は、宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)。商売繁盛、五穀豊穣、厄除けなどのほか、「稲荷」でなく「稲成」と表記することからもわかるように願望成就の神様として厚く信仰されている。元宮、命婦社、新殿、新殿裏奉拝所を巡る「四ヶ所参り」は、太皷谷稲成神社ならではの参拝方法だ。油揚げとローソクを供えながら順番に参拝する。表参道の263段の石段に延々と立ち並ぶ約1000本の朱塗りの鳥居は、成就のお礼と祈願のために奉納されたもの。
*日本五大稲荷:伏見稲荷大社(京都市伏見区)、笠間稲荷神社(茨城県笠間市)、竹駒神社(宮城県岩沼市)、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)、太皷谷稲成神社
[電話] | 0856-72-0219 |
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[住所] | 島根県鹿足郡津和野町後田409 |
[料金][時間][休み] 境内自由 |
3. 殿町通り
コイが遊ぶ津和野のメインロード

殿町通りをゆったり散策しよう

国土交通省土地・水資源局水資源部の
「水の郷百選」にも選ばれた津和野。
殿町通りの掘割には錦鯉が泳ぐ
「山陰の小京都」と呼ばれる津和野を象徴する通り。通り沿いの掘割(水路)と、赤い石州瓦を使った屋根が白壁に映えるなまこ塀や家並みが特徴ある景色を見せ、武家屋敷が立ち並んでいた江戸期の面影を残している。多胡(たご)家老門や大岡家老門といった重厚な武家屋敷門や津和野カトリック教会、森鷗外や西周(にしあまね)などを輩出した藩校養老館などの見どころが多い。殿町通りに続く本町通りには、みやげ物店や飲食店も点在し、散策に最適。
津和野城の城下町にある上級家臣たちの居住地であった殿町通り沿いの武家町と、その北に続く本町通り沿いの商家町は、江戸前期までに整備され、今もその町並みは大きくは変わっていない。この殿町通り・本町通りを含む石畳の地区は、2013年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
[電話] | 0856-72-1771(津和野町観光協会) |
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[住所] | 島根県鹿足郡津和野町後田 |
[料金][時間][休み] 散策自由 |
モデルコース 1日目
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散策(殿町通り・本町通りなど)
- 津和野 泊