2025年4月にリニューアルデビューした第1編成「安寧」。
2025年10月には装いの異なる第2編成「悠久」がデビューします。
車両の内外装に奈良の魅力を表現した
リニューアル車両に込められたコンセプト・デザインを紹介します。
エクステリアにインテリア、旅の空間を奈良らしく演出する
新生特急「まほろば」の世界に触れてみませんか。
車両紹介
安寧
あふれる生命感や
豊穣をあらわした金色と、
奈良時代に大陸から伝わった染料に
由来し、
当時の宝物にも多く見られる
蘇芳色
の車体カラー。
蘇芳色
から金色のグラデーションで、
万物の安寧をあまねく照らす
「楽園の陽光感」を車体に
表現しています。


あたたかみのある蘇芳色
のシートに、
奈良時代・平安時代に装飾として
多く用いられた、空想上の花をかたどった
宝相華文様
をあしらいました。
安寧に包まれた
まほろばに思いを馳せる、
旅の空間を演出します。

奈良の文化に触れる
展示スペースを
1号車デッキ部に設置
国宝「聖林寺
十一面観音立像」の右手
(原寸大レプリカ)
※展示内容は
変更となる場合がございます。
国宝「聖林寺 十一面観音立像」の右手
(原寸大レプリカ)
第1編成「安寧」では、
国宝「聖林寺木心乾漆十一面観音立像」の
右手のレプリカ(原寸大)を期間限定で展示します。
この十一面観音立像は、奈良時代後半に造られ、
日本で最初に国宝に指定された仏像の一つです。
均整のとれた仏身、豊満な顔立ち、…
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量感のある上半身、優婉な纏衣の美しさ、
微妙な変化をみせる指先等、その完成度の
高さから仏像彫刻の傑作とされています。
今回の展示は、十一面観音立像の特徴の一つであり、
多くの仏像ファンを魅了してきた手先に
フォーカスをあてた展示となっています。
レプリカは、実物の十一面観音立像を3D計測した
データに基づいた、同形、同寸のものであり、
完成当時の姿を想起させる金の色調で制作されています。
ぜひこの機会に特急「まほろば」の車内で、
普段では近づくことができない距離から、
十一面観音立像の美しい手先をご堪能ください。
展示期間:
2025年4月5日~
2026年3月31日(予定)
展示期間:2025年4月5日~
2026年3月31日(予定)
※画像は実物の「聖林寺
十一面観音立像」です。
展示品と異なります。
悠久
時の積み重ねにより、
深みを帯びた
仏像の経年変化を思わせる
墨色と灰渋色の車体カラー。
墨色から灰渋色のグラデーションで、
「文化の万世(万葉)への継承」を
車体に表現しています。


落ち着いた墨色のシートに、
奈良時代・平安時代に装飾として
多く用いられた、空想上の花をかたどった
宝相華文様
をあしらいました。
悠久に包まれた古の奈良に思いを馳せる、
旅の空間を演出します。

画像提供 ©奈良県立大学
※画像は実物の「十二神将 伐折羅
大将立像」です。展示品と異なります。
※名称は寺伝に従っています。
奈良の文化に触れる
展示スペースを
1号車デッキ部に設置
国宝「新薬師寺 十二神将
伐折羅大将立像」
(レプリカ)
画像提供 ©奈良県立大学
※画像は実物の「十二神将 伐折羅
大将立像」です。展示品と異なります。
※名称は寺伝に従っています。
※展示内容は変更となる場合がございます。
国宝「新薬師寺 十二神将
伐折羅大将立像」
(レプリカ)
第2編成「悠久」では車内に特別に設えた
ギャラリースペースにて、
国宝「新薬師寺 十二神将 伐折羅大将立像」
(1/5サイズのレプリカ)を展示します。
「十二神将 伐折羅大将立像」は、
奈良時代に造られた、塑像(そぞう)で、…
(続きを読む→)
粘土を用いた彫刻です。
造られた当初は青、赤、緑、紫などで彩色され、
とても色鮮やかでした。
現在は一部に彩色が残り、
約1300年前の姿を彷彿させ、
多くの仏像ファンを魅了してきました。
今回制作のレプリカは、
オリジナルを3D計測したデータを使用し、
5分の1サイズになっています。
[奈良県立大学制作]
展示期間:
2025年10月18日~
2026年9月30日(予定)
展示期間:2025年10月18日~
2026年9月30日(予定)
車両サイドグラフィック
シンボルマークに使用している
奈良らしいグラフィックを用い、
奈良に伝わる至宝をイメージした
デザインにしています。















